ロックバンドでギターを担当するEさんは、演奏だけでなく作曲やアレンジも積極的に行っていました。が、しかしベースやドラムのリズムから作る作曲方法に、自ら限界を感じてもいたのです。
「これは1度きちんと音楽を、作曲を学ぶしかない!」と一念発起し、Eさんはギター教室での作曲レッスンを決意しました。
レッスンでは好きなアーティストや名曲などを取り上げて、実際に弾きながら音楽理論を習得していきます。
バンドで演奏する曲を作る上で重要なことは、ギターパートのみを考えてメロディーを乗せるのではなく、曲の全体像を意識してメロディーとリズムを考えることです。
特にロックバンドで活動していると気づきにくいのですが、本来ギターは鍵盤楽器同様に、コード進行、ベースライン、メロディーのすべてを作ることがでる楽器です。
練習さえ積めば、それら全てを同時に弾くことも可能なのです。曲の全体像を捉えるにはぴったりですね。また作曲時に苦労する転調ですが、ギターは鍵盤に比べて容易に出来ます。
バンドでボーカルを担当しているFさんは、コードやリズム、スケールなどの知識がなく、バンド内での作曲やアレンジに参加できない、という悩みがありました。
また、Fさんには将来的に“ギターの弾き語りライブがしたい!”という目標があったのです。
そこでFさんは、基本的な音楽の知識を身につけようとギター教室に通い始めました。
ギターレッスンを始めて数ヶ月後、Fさんはコードやスケールなどについて理解することで、今までとは異なる視点で楽曲を捉えることができるようになりました。
レッスン開始から半年後には、簡単な曲であれば弾きながら歌えるようにもなりました。これでバンドの作曲にも参加できると大喜びです。
ボーカリストの方は、バンドでは楽器を弾かず歌だけを担当するケースが多いようです。
しかしながら、優れたボーカリストは必ず楽器を弾くことができます。楽器を弾くことで耳が鍛えられ、音程やハーモニーをしっかり聞き分けることができるようになるのです。
これは優れたボーカリストであれば共通して持つ能力だと言えるでしょう。
また、ご自身の歌唱力を最大限に引き出せるのは、ご自身で作曲された曲に他なりません。 ギター教室のレッスンを受けることで、ギターを使用しての作曲にも挑戦できます。
曲のコード進行やメロディーを作れるようになれれば「バンドでの作曲時に会話に入れない」ということはないでしょうし、自身の作った曲をバンドに持ち込むこともできますね。