バンコクに行くたび、私は毎回「ここ、本当に現実?」と少し心がバグる瞬間があります。
その一つが、チャオプラヤー川沿いに建つ巨大複合モール、**アイコンサイアム(ICONSIAM)**です。
初めて訪れた夜、静かに流れる川の向こうに金色の光をまとった建物が現れた瞬間、私はしばらく言葉を失いました。
光が立体的に層になって浮かび上がる様子、豪華さと近未来感、そしてタイの伝統文化の匂いが混ざった不思議な雰囲気。
「高級ショッピングモールに行く」というより、「異次元エリアに足を踏み入れる」ような感覚です。
私はその後、バンコク滞在のたびにここを訪れる頻度が増えています。
今回はそんなアイコンサイアムについて、行き方、レストラン、フロア構造、そして地下のSookSiam(スークサイアム)など、私の体験や一般的な情報も交えてまとめます。
アクセス方法:船とBTSが快適
バンコクは渋滞が読めない日が多く、私はいつも「移動手段選び」で少し悩みます。
アイコンサイアムに行くなら、船か電車(BTS)が現実的な選択だと私は感じています。
① 船(シャトルボート)
サパーンタクシン駅近くのサトーンピアから、アイコンサイアム直行の無料シャトルボートが運航しています。
川に出ると景色が一変し、バンコクの街並みと水上の景色が心地よく流れていきます。
夜は特に幻想的で、私は毎回この「川ルート」を利用したくなります。
※運行時間や本数は季節やイベントで変わることがあるので、事前に現地案内で確認するのがおすすめです。
無料で移動できるのは旅行者にとって本当にありがたいサービスだと私は感じます。
② BTS(ゴールドライン)
BTSゴールドラインのチャルンナコーン駅から直結しており、日中はこちらが便利です。
私は日中はBTSで行き、帰りは夜の船を楽しむ、というパターンをよく取っています。
もちろんタクシーでも行けますが、渋滞次第で効率が大きく変わるため、私は優先度は低めにしています。
アイコンサイアムのフロア構造
とにかく広く、1回目の訪問では半分も回れなかったほどです。
ざっくり感覚でいうと、「百貨店・マーケット・ラグジュアリー・ショールーム・エンタメ」が一体になった複合施設です。
- 地下:SookSiam(スークサイアム。後述で詳しく紹介)
- 1〜2F:ファッション、カフェ、雑貨、飲食が混在
- 3〜4F:家電、ライフスタイル、ビューティー、高級ブランド
- 5F以上:シアター、アート展示、イベントエリア、ホテル連結ゾーン
雑多に散らかることなく、フロアごとにテーマが整理されている印象で、歩き疲れが軽いのもありがたいポイントです。
私は特に、1〜2Fでカジュアルとフードを中心に楽しみ、3〜4Fで高級ブランドや生活雑貨を見比べるのが好きです。
レストラン一覧:ジャンルの幅は本気で広い
アイコンサイアム内の飲食は、タイ料理から世界各国の料理まで選択肢が豊富です。
私自身、どの時間帯でも「今日は何食べよう」と迷ったことはほとんどありません。
一般的なジャンル例は以下の通りです。
- タイ料理:辛さ調整可能な店も多く、ローカル感満載
- 中華・点心系
- 和食:寿司、ラーメン、丼、居酒屋系など
- イタリアン・ステーキ
- 韓国料理
- カフェ系:スイーツやコーヒー、ティー専門店など多数
高級専門モールではなく、カジュアルから高級まで幅広く揃っているため、旅行者同士で好みが分かれてもまとめやすいです。
私の経験上、夜は特に混みやすいので、少し早めに動くとストレスが少ないと感じます。
SookSiam:アイコンサイアムのコア体験
個人的に、アイコンサイアムで最も印象的なのは地下にある**SookSiam(スークサイアム)**です。
ここは単なるフードコートではなく、タイ全土の文化、地方の食、雑貨、アート、祭りなどをぎゅっとまとめた空間です。
屋台の並び、橋の作り、照明の色味など、全体の「世界観セット感」が強く、訪れるだけで異次元に足を踏み入れた気分になれます。
写真を意識しなくても自然に映える雰囲気なのも嬉しいポイントです。
- 象乗りについては、ネットや旅行者の噂で「昔はあったらしい」と見かけます。
私が訪れたときは特にそのようなイベントはなく、「今は普通に象体験は期待しない方が良い」と思いました。 - フードは地方フードが中心で、私は特にローカルスイーツ(カノム系)が気に入っています。
価格も屋台レンジで気軽に楽しめます。 - お土産も充実しており、タイ雑貨、ナチュラルオイル、地方土産、お菓子など多彩です。
私は旅行者を連れて行く場合、SookSiamは必ず立ち寄ります。
入場料について
アイコンサイアム全体の入場料は基本無料です。
SookSiamも入場自体は無料ですが、特別イベントやアクティビティがある場合は個別料金が発生することがあります。
一般的な旅行者は「入場無料で中を楽しむ・飲食・買い物をする」という意識で十分です。
私のおすすめの巡り方
私がよく実践するのは以下の流れです。
- 昼にBTSで到着
- SookSiamで軽めの食事と買い物
- 上階をじっくり回る(ファッション、雑貨、ライフスタイル)
- 夜景を見ながら川沿いで撮影
- 帰りは船でゆったり川を下る
夜の船帰りは、1日の締めくくりとして特別な感覚があります。
ただ歩くだけのモールではなく、「旅の情緒」を感じられる瞬間です。
まとめ
アイコンサイアムは単なるショッピングモールではありません。
「現代」「地方文化」「観光価値」「アート」「買い物」「食体験」がすべてミックスされており、混沌とせず整理された空間が魅力です。
- アクセス:船 or BTSが快適
- SookSiam:別次元の体験ができる
- レストラン:世界基準で幅広く選べる
- 入場料:基本無料で気軽
短期滞在の旅行者でも「一度は行く価値がある」と私は本気で思います。
特に夜の川沿いの景色は、バンコク旅行の思い出に深く刻まれる瞬間です。
ここに立つと、単なるモールを超えて、旅の情緒の一部として体験できる。
私にとってアイコンサイアムは、バンコクの進化と文化を体感できる、特別な場所です。